感知器の寿命ってどれくらい?


火災報知設備の誤報、皆さん一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

今回は、誤報が続いている物件の感知器取替に行ってきました。

自動火災報知設備とは、ベルや音声で火災を知らせる警報設備です。

この設備は複数の機器で構成されていますが、タイトルの画像にあるのが「感知器」です。職場や学校などで天井を見上げると、必ず設置されているはずです。

その感知器の耐用年数は、一般的に10〜15年程度とされています。

しかし実際には、30年近く交換されていないものもあれば、逆に10年未満で故障するケースもあります。

個体差もありますが、設置環境の影響が非常に大きいのが特徴です。

沖縄県は、全域が塩害エリアといっても過言ではなく、湿度も高いため、消防設備にとっては過酷な環境といえます。

さて、今回の感知器ですが、外観は良好。しかも、2年前に交換されたばかりのものでした。

しかし、内部を確認すると、端子や電線にサビが見られました。エアコンの結露や湿度の影響が考えられます。

まさに「開けてみるまで分からない」状態ですね。

このような環境では、防水型の感知器へ交換するなどの対策を行います。

防水型はベース(感知器を取り付ける土台)を使用せず、感知器本体に直接配線を接続する構造のため、劣化リスクを低減できます(配線接続部を除く)。

さて、誤報で最も問題なのは、施設の利用者や入居者が「どうせまた誤報だろう」と認識してしまうことです。

本来、命を守るための設備だからこそ、いざという時に確実に機能し、信頼される状態を維持することが重要です。

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この記事を書いた人

消防官として17年勤めた経験を活かし、地域と消防をつなぐことで「もしも」を未然に防ぐ会社を設立しました。
確かな防火対策で、あなたの未来とあなたの大切な人をを守ります。

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